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 MAR27② セカンドオピニオン後編 

妹と母と診察室に入って挨拶をすると

一目でお偉いさんと判るたらこ唇が印象的なエッヘン社長座りの先生
こちらをチラッと見ただけでワタシの出来立ての電子カルテをカチカチとスクロールしていた。

前もって提出していた紹介状とMRの写真に目を移しての彼の第一声は
「Ib-1期、いや2期だなあ。」
たすけてください (心で叫ぶ)

初めてワタシの目をみたエッヘン先生は
「なんでもっと早く来なかったの?」
そんなこと言われてもまさか“がん”だなんて誰が想像するって。。
ロビーにあったG研のパンフレットの婦人科の案内に『早期に治療を始めていれば楽な処置で済んだのに、という症例の患者様にそう伝えたくなるが、そう言わないように対応しています』(それほど早期発見が大事だと言いたかったのだと解釈するが)とあった。
のに、いきなり言われちったよ!アレ?!


へこたれずにワタシが望む治療(まだ温存希望だった)とG研ならどんな治療が可能か聞いてみた。



ココではまず術前化学療法で腫瘍を小さくする~手術~また抗がん剤、なのだそうだ。それが一番成績が良いとしているのだと。

だからワタシががん宣告の一週間後に手術っていうのが不安だと言うと
エッヘン先生は非常に驚いていた。
「そんなに急ぐのは聞いたことがない。」
「ですよねー。随分と焦らせるんですよ。。それで子宮摘出って後悔しそうで。なんとかして温存したいんです。」

「…ココG研では3cmの腫瘍の患者が術前抗がん剤で効きに効いて、予定してた全摘じゃなくて円すいで済んで、そのあと妊娠出来たって例が一例だけあるよ。」
一瞬ヒカリが見えた
「でもそれはたまたまの結果であって、これから治療受ける人の目安にはなるわけない。貴女は腫瘍が大きいし、摘出手術はしないとね。」


ガーン、洒落じゃないけどガーン
がん治療の最高峰に来てこう告げられればやはりそうなのだろう。


術前抗がん剤が効きに効いて子宮温存ってのがワタシにも当てはまる♪なんて信じられたのも4日前の話。ワタシは少しずつ成長していた。
落ち着いて無理だとわかる。



凹んで顔が強張るのが分かったけど次の質問へと切り替えた。
30分¥15,000の相談料だ。




後遺症のリンパ浮腫がものすごく怖いこと


→G研での術後リンパ浮腫発症率は20%、自覚症状なしで申告しない
 ひとをいれたらもっと高くなる、必ず出るとは限らないから気を病ま ないようにとのこと。本に載っている写真のよう  なスゴイ浮腫になるのは、それは写真資料用だからで、あれくらい  悪化するのはまれであること。(そりゃそーだな)
 それでも嫌なら初めから放射線で治療する…でも卵巣近くも照射する から卵子ダメになるよ、と。結局妊娠 はできないよ、と。
 G研では放射線は被ばくの危険からあまり勧めないともいう
  


子宮を残せないのだったら、仕事に支障あるリンパ浮腫をどう避けるかだ…放射線だけ、、でも卵巣が死んでしまう。リンパ浮腫の恐れと卵巣機能停止とどっちを取る???
リンパは悪くならない可能性に賭けて卵巣を生かそう。



G研に移ってきたらどのようなスケジュールで治療するのか

→次の診察の予約とって、ベットの空きを待って検査&抗がん剤一回
 目、それから手術、結果によってはまた抗がん剤×数回。。。手術は 早くてGW明けになる。これは運よく事が進んで最短で、という但し書き付だ。


H病院では抗がん剤は提示されてない。場合によって放射線を加えるとは言われていた。それでも早く治療が終わればその分早く仕事に戻れるわけだ。G研に来たら手術を待つことになるし、しかも抗がん剤で髪が抜けたら仕事復帰はさらに伸びる。。(ワタシの職場はヅラではちょっとキビシイのだ)人前に出れるまで一年はかかる??



こうなるとH病院で腹括るのがいいのか?


いや、G研のキレイな環境の中で皆がん患者っていう人間関係で支えあって治療した方が精神的にいいのではないか?なにしろ最高峰だし。安心!



ワタシの悶々でしばし沈黙だったが
社長先生が
「しっかしまた何でH病院はそんなにオペを急ぐんだろう」と唸りだしたから
ワタシが現在も出血があって貧血で入院中で、今日は外出許可もらって来たことを告げた。出血がオペを早くする理由らしいと言った。


すると初めから曇り顔だった彼が目を大きく開いて
「それなら話は別ですよ。30日にH病院で切るのは妥当ですよ。貴女の主治医を決定を支持しますよ。」
ワタシ目パチクリ
「出血で抗がん剤のスケジュールがずれたりすると手術の予定も立たなくなる。それでは適切な治療が出来ない。」
はあ。
「紹介状の病理結果にある、【低分子扁平上皮がんの疑い】の【低分子】は抗がん剤の感受性が低めだとされてるのが気になっていたんですよ…」


※高分子細胞…よりノーマルに近い異型細胞
 低分子細胞…よちタチの悪い異型細胞     だそうな。




「30日に手術を受けられてはどうですか。そうしましょう。
時間がないのだから普通は郵送の診断の返事を今書きましょう。待合室で待っててください。」

エッヘン先生は生き生きとペンを走らせていた。







え、これ決定?

気づくと母と妹が有難うございました~とワタシを診察室から連れ出していた。






「プアちゃん、H病院で手術受けようよ!ママも術前抗がん剤が効くならって揺れたけど、プアは自分で出血のこと言い出して手術がベストだって引き出したんだよ。ママは頭真っ白で(オイオイッ)助言出来なかったけど自分で助かる道を見い出したってことだよ。手術すぐ受けようよ!」母が言い、妹も頷いていた。



そんなつもりで言ったんじゃなかったんだけど~
悶々としたまま診断書を受け取ってG研を後にした。
(来院アンケートにセカンド予約の電話対応が素晴らしかったとコメントしておいた^^)







入院患者に戻る時間までは余裕があったから2週間ぶりに自宅へ戻った。
悶々としながらこれから長くなるだろう入院の準備をした。時々悶々が声になって3人で話し合う。。。。手も口も動くけど心は凍ってる。








H病院に帰ると担当看護士のOさん(この日から絆が強くなっていった)とたかお研修医が飛んできた。

「出血はしなかった?大丈夫だった?……で、G研でなんて言ってたの?どうしますか?」

「ご心配おかけしました。無理言って外出させてもらって有難うございました。G研でも手術が妥当と言われました。(ワタシ返事しちゃうんだ??)」あちらからの診断書を渡した。

「ナベ先生に伝えておきますね。30日でいいですね。」

「・・・」



しっかりと返事は出来なかった。






もうしょうがない、んだ、ね。

ワタシはさ、諦めると仕様が無いは違うと思うんだ
しょうがない、はまだ納得できてないってこと。。
この先も満足いくまで納得できなかったんだから、子供がないことを聞かれても「しょうがない」と答えるだろう。諦めたとは言いたくない。



でも人生皆死ぬときまで全て納得してる人なんているのかな?
納得いかないことを受け入れるのが生きていくこと?

ワタシの新しい人生の課題が見つかった日でもあった。
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19:30 | がん告知~手術前日
comment(2)     trackback(0)
comments
同じ想いです。
プアさん
私も本当に思うんです。諦めたとは絶対に言うつもりがないんです。しょうがないんです。
そう言うだけで涙が出ちゃいます。

この記事も以前読んでいました。改めて読んで、私も同じことを“想い”というカテゴリーで記事にしていました。人生で受け入れる、云々について。同じだなぁと思って。
2007/10/29 17:20 | | edit posted by poporo
☆poporoさん
諦めたとしょうがないって違いますよね!!分かってくれます??
同じに取られては困ります・゚・(ノД`)エーン
これから社会復帰して何度も「しょうがない」を周りに説明していくでしょう。通じるかな…?悔しいね。

“想い”読ませていただきました。
私もベタなこと書いちゃって、後で自分で寒い思いするかもだけど、その時は確かにベタでもそのように感じたのは事実だから…。
受け入れることができると、ちょっと欠けた人生が豊かになると信じています。私、reincarnation(霊魂転生?かな。poporoさん英語分かる方と思って)を信じてるんです。きっと今生の私の課題は「受け入れる」こと、です。
2007/10/31 15:44 | | edit posted by プア
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