スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告
-    -

 リンパ浮腫-医療者・患者によるシンポジウム-(長文でややこしいです)

11月23日(金)
先日入会した北海道の子宮がん・卵巣がんの患者会「アスパラの会」から案内をいただいたので、こんな催しに行ってきました。

『最善のリンパ浮腫治療を地域で受けるために~医療者・患者によるシンポジウム~』です。
ニッカ


地元に患者会があるのは病気になって買った子宮がんの本にこの会のことが出ていたので知っていましたが、代表者の大島先生が「子宮・卵巣癌と告げられたとき」(まつばらけい共著、読んだ方もいらっしゃるのではないかな)の著者であることと、本部が馴染み深いところにあるので入会しました。先日担当して頂いたリンパドレナージュのセラピストさんからも「とてもしっかりした患者会ですよ~」とお墨付きの会だそうです。

それで初めて受けとった会報がこのシンポジウムの案内だったのです。
しかも弾性ストッキング業者5社が展示会もするとのこと。弾ストコレクター化しつつあるワタシにはもってこい?かなと(笑)。




以下、ワタシ自身の記録の意味もある記事なので上手く文章にならずのところもあり、又いつも以上に読み難いところもあります。興味ない方はスルーしてくださいね~^^



ゲストはリンパ浮腫治療先進国ドイツで長年治療に取り組んで、セラピストの育成に熱心なハンス・ハルトック先生(セラピストアカデミーのディレクターさんです)とワタシもこの間からリハビリマッサージ受けてる手稲渓仁会病院産婦人科部長の藤野先生、そして後藤学園リンパ浮腫治療室室長の佐藤佳代子先生です(コチラでドレナージュ講師で出演されてた先生です♪)。

それぞれ話題提供の興味深い講演をして下さいました。

(開始前に足が辛い人の為に脚台代わりの椅子の案内もありました。椅子を取りに行く人多数で患者会ならではって感じありました~)


ニッカB


★ハルトック先生よりドイツのリンパ浮腫治療事情
(ざっと箇条書きで失礼しますが)

・ドイツでは複合理学療法として医療用リンパドレナージュは保険適用になっている(1976年より)
・リンパセラピストは3万人いる(フェルディ式)
・リンパドレナージュ以外に過去には外科手術による人工リンパ管埋め込み、排液効果を上げるための人工皮膚弁埋め込み、日本でも行われるリンパ管吻合、体の他の部分のリンパ節移植等を行っていたが、患者全員に効果があるものではないので現在はあまり行われていない。自己リンパ節移植のみドレナージュで治癒しない患者が受けられるが、この手術を出来る医師一人しか居ない為に症例は非常に少ない。
・ほとんどの患者に合うリンパドレナージュを一番の治療法としている。
・リンパドレナージュはリンパ浮腫以外にも静脈瘤等(あとの病名が難しくてメモ取れず…3つありました)一部の浮腫症状に適用でき、効果がある。
・これから認可されるであろう疾患に頭蓋骨損傷(マッサージで頭蓋内圧が軽減)、偏頭痛(!・痛みの原因のものがリンパ管を経て痛みの神経を刺激し炎症を起こすから偏頭痛が起きる→リンパドレナージュで軽減可←これって、前に聞いた硬膜外ブロックと同じ原理?)
・炎症時はマッサージは禁忌だが、菌による炎症でなければ可(だから偏頭痛はOK)
・リンパシンチグラフィーの利用(骨シンチみたく、リンパ管の流れが目にみえるのです、健康時と比べることが出来ます)
・ドイツでリンパセラピストの資格が取れるのは理学療法士、温泉療法士、マッサージ師で、専門的知識に裏付けられてる人に限られる。講習や教員になる為のハードルは高い。
・ドイツでは入院治療も行われる(ホテル並みの施設)→ドイツの医療費はGNPの10.6%で多い
・例:リンパドレナージュ60分33,9ユーロ=5,100円…ユーロ高だから高い…
・フェイシャル、セルライト解消のアンチエイジング目的で美容業界でもリンパドレナージが行われているが、フェルディ式の手技しか教えていない。専門知識がないので安易に施術を受けるのは危険なのは日本と同じ。美容目的では保険はきかない。
・リンパドレナージュは理学療法のひとつとして認められており、リハビリの中で2番目に保険支出の多いもの。
・日本でもセラピストが増えて保険も適用になっていい環境になることを願う。
以上
◎感想:偏頭痛に効くって…等知らなかったこともあって「ほええ~」と聴いてました。何だか学会にでも出ている気分?勉強になりました。ドイツにも今の日本のように保険が適用できない時期があったんですね~、でも患者会が大きな組織となって勝ち取ったというのです。ほほう。



★藤野先生よりリンパ浮腫治療の現状と課題

・リンパ浮腫に関心の高い医師が少ない、なぜ広く治療が行われないか→保険適用でない(リハビリの下肢運動療法に近いのでそれで保険適用になりそうだが150日までという制限付き、一生続く治療には認可されない)
・北海道は関心が高いほうである(札幌に専門外来が数箇所ある。しかし、北海道は広いので郊外の患者さんに負担あり)
・複合理学療法、硬膜外ブロック、手術の治療法があるが、万人向きは複合理学療法(リンパドレナージュ、圧迫包帯、運動)
・集中治療~生活指導~セルフケアの体得
・セルフケアの重要性(ストッキング+セルフマッサージだけでもOQLが上がると実証済み)
・蜂窩織炎はリンパ浮腫を悪化させる→その繰り返しで悪循環になる
・軽度のうちに適切な治療を受けること
・間違ったストッキング(緩すぎる・きつすぎる)は症状を悪化させる←専門家の指導を受ける
・上記の治療3方法のどれを受けるにしても先ずはセルフケア、セルフメンテナンスをしっかりしなければならない
・リンパ浮腫治療研究会←関心のある医師らがつくった会、にて診療の手引きを作成して医療従事者への啓蒙を図る予定
◎感想:普通のむくみとリンパ浮腫の違いを分かりやすく説明して下さいました~
通常のむくみは血管の水分が吸収されないから「水道が溢れている」
リンパ浮腫は老廃物を運ぶのがメインのリンパ管の水分だから「下水が溢れている」
なるほど~^^だから皮膚が劣化していくのね~汚いっちゅうことじゃん。イヤイヤ!




★佐藤佳代子先生よりリンパ浮腫治療の必要性とセラピストの育成について

・残念ながらリンパ浮腫発症100%予防は出来ないので重症化を防ぐことが非常に大切である。
・どれだけ医療用リンパドレナージュが効果があるか、そしてセラピストの増加が期待されているか
・リンパドレナージュが必要であると知識的裏付けで見極めることの出来る人材の育成が必要→日本では(後藤学園が唯一の教育機関)医師、看護士、理学療法士、按摩マッサージ士のみリンパドレナージュの資格を取ることができる。
・リンパ浮腫の進行段階0期~3期、自覚症状の潜在期の0期からの治療スタートを逃すと治療が大変になる(1期からは炎症を起こすことがあるため進行が早まる為)
・自覚症状が無くても治療を始めてOK、少なくとも皮膚が変化してきたら治療は始めること。
・セラピストの数が足りない。
・全国分布図:北海道10人以上(面積から考えると多くない)、2~5人が多い、たった一人の県も。0人のところ5県もある!
◎感想:佐藤先生は日本におけるリンパ浮腫の複合的理学療法の第一人者としての自負があって、講演会や新しく立ち上げる治療室への応援等に全国どこでも飛んでいくとおっしゃってました。とても熱い素晴らしい方です。素敵です。かわいらしくって頼もしくって一気にファンになってしまいました^^



藤野先生、佐藤先生より先日まで集めていた「リンパ浮腫治療の保険適用の要望」署名のことについて進捗状況報告がありました。
11月19日現在

厚生労働大臣宛 12万1558人
日本医師会会長宛 11万6649人


もの署名のご協力をいただいてるそうです。
おひとりで千人分も集めた方がいらっしゃるそうです!
いろんな学会から指示を受けて、この複合的理学療法を施すことと専門技師の育成ががどれだけ必要であるかを理解してもらえるように練りに練った要望書を提出するそうです。お国の事務的な都合でまだ署名は提出されてないので実はまだ受け付けてくださるそうですよ!





シンポジウムの後半は患者会でリンパ浮腫に悩む患者3名と上記の先生達とのパネルディスカッションでした。
患者さん3名は辛い体験を発表してくださいました。主治医に理解されないこと、非協力的だったこと、蜂窩織炎の恐怖、QOLの低下、言葉で傷つけらたこと…大変なご苦労をされていらっしゃいました。。
ニッカA



先生達からは医師側の現状や課題を説明いただきましたし、看護師さんやセラピストさんが会場から質問を浴びせていました。
医療従事者の中での温度差が大変なようです。
治療法についてやセルフケアの指導を術前から実施すれば患者が自分で変化に気付けるのではないかという意見が出ていました。いいことだと思いました。患者の精神状態にもよるでそうけど。。。
ここで、同席していたハルコック先生夫人(奥様もセラピストの指導者です)「手術の直後にリンパドレナージュを施すと発症を100%近く予防できる(ドイツ国内一部の機関にて)。」とのこと!!!(こんなん知らないよね!!!これが治療ガイドラインに載ったらいいのに~。でもそのためにはセラピストは何万人いなくちゃならないの??)






このシンポジウムに参加して、治療には風当たりの強いリンパ浮腫ですが、こんなに真剣に取り組んでくださってる方々もいるんだと心強く思いました。
とてもとても勉強になったし、いい体験でした。





そして…弾スト展示会にて商品実物&パンフレットを物色…

参加業者はナック商会(medi)・テルモBSN(JOBST)・メディックス・リムフィックス(レックスフィット)・アルフレッサファーマ(シグバリス)の5社でした。※HPの無い企業もありました、ご了承下さい。

患者会ならではか購入について業者さんと直接交渉できることも分かったし、商品についてのお話を聴くことも出来ました。「私自身仕事で沢山使う」っていったらちょっと驚いていた方もいたな…「法人ですか?」だって。違うっちゅーの。
そうそう、病院でセラピストさんに紹介受けたmediエレガンス購入の申し込みを直接コチラでさせてもらいました。2割引~♪送料込み♪(もう届きましたが、実物いい感じです)
この日はかえなかったのですがmediから下腹部(パンティ部)圧迫つきパンストが出ます!
今までは前モデルが販売中止だったそうなのですが、リニューアルして再開されるとのことでまもなく各病院等に見本が届くでしょうとのこと。下腹部まりもっこりっ子のワタシにはこの新しいのが良さそうなんだけど。。。次の外来でチェックですね。
ニッカ 071

レアものでしょうか・・・mediペン戴きました^^




展示してるのは他にも↓
ニッカ 073

患者会が作成したリンパドレナージュの手順のシートです。ラミネートしてあって汚れず、立てておけるので見ながらマッサージ出来るのでとても便利です。よく出来ています。
展示のみと思っていたら小冊子つきで販売してたので一つゲットです。¥1,500にて。
冊子にはセルフケアカルテ(測定記録グラフとか治療記録)が付いてます。




それから書籍販売もあって
ニッカ 072

先出の佐藤先生の著書「リンパ浮腫治療のセルフケア」を購入しました。¥3800と安くはないのですが、佐藤先生を応援したい!&リンパ浮腫についてもっと勉強したいと思いましたので。。。他にはない情報もあって、勉強になりました。(例えば、「リンパ浮腫患者の性生活」について、なんて何処にもなかったもの!!!)
佐藤先生、保険適用への運動や国内で治療を広めようと活動してらっしゃる熱い思いに感激しました。「保険が適用されたら奇跡」とはなんとなくわかっていますが…けっして諦めないとの強いご意思に感動しました。ずっと応援しています!!




3時間半の長丁場で座っているのが大変そうな患者さんもいらっしゃいましたけど、皆さんなにかしら思いを同じくして集まってるんだなあと一人じゃないんだなあと思いました。
皆さん頑張りましょうね!




雪も沢山降ってとても寒い日でしたが行ってよかったです。






自分のメモ書きも兼ねての記事なので後に訂正・加筆はあると予想されます。長文お付き合いいただいて有難うございました。








ランキング参加しています↓


にほんブログ村 病気ブログへ
スポンサーサイト
01:16 | リンパ浮腫
comment(8)     trackback(0)
comments
情報ありがとう!
有意義な会の様子、教えていただいてありがとうございます!
リンパドレナージュが全国、どこの病院でも指導でき、治療に
保険を適用してほしいものです。発症してから約3ヶ月、何も
わからずもがいていたときのつらかったこと。

佐藤先生の本、診察、セルフケア指導を受けたときに買って
参考にしてま~す。
2007/12/01 22:27 | | edit posted by メアリーアン
☆メアリーアンさん
こんにちは!
とても有意義な時間でした。セラピストの資格をもった方が増えていただけると嬉しいですよね。そしてセラピスト0人の県をなくす…
自分が学ぼうと思っても医療資格がないので…うう、もどかしいです~。
同じ本をお持ちなのでしょうか?(もう一冊出してらっしゃいますものね)分かりやすくていいですよね!
2007/12/03 02:07 | | edit posted by プア
良さそう!
プアさん
今晩は。復活のpoporoです。
先にコメント頂いてしまい、ありがとうございました!

写真で出ているセルフケアの写真付き解説、
分かりやすそうですね。
私も毎日、やってますよ。予防したいですもんね。
2007/12/04 22:42 | | edit posted by poporo
☆poporoさん
poporoさん、こんにちは~。
復帰後早速コメありがとう。
マッサージした翌日はお腹の腫れが引くから続けなくちゃって思います~脚は予防絶対したい!
眠さが勝つときもありますが、細々とやっていきます。。

poporoさんも無理のないように~。
2007/12/06 11:18 | | edit posted by プア
ありがとう~
やっとよめたぁ~。報告ありがとう!!
やっぱり北海道は進んでるのね☆来年のRFLの時にもこんなブース(弾ストなど)が並ぶといいなぁ☆
術前・術後はほんと本人の精神状態などの気持ちに余裕も必要だからなんとも難しいのかもしれないですが、やっぱり知ってるのと知らないのとではぜんぜん違うから、ドクターやナースの啓蒙活動ヨロシク☆って感じです。
私も資格について、医療従事者ではないといけないことにがっくりしました。。。orz

いっぱいありがとう~ヽ(^。^)ノ
2007/12/07 18:15 | | edit posted by しじみ
☆しじみさん
ながなが&だらだらメモ書きにお付き合い本当にありがとう^^
ワタシもRFLでリンパ浮腫関連でなにか出来ればいいなーと思ってるの。。。セラピストさんに協力仰ぐとか。
でも本番までこっちに居られない感じもあるし、復職してたら当日も参加出来ないかもだから、下手に企画出せなくって。。。実行委員というよりボラ色強いワタシです。

主治医にこれに参加したことを報告しても興味なさそうだった~(笑)うーん、道は険しい。
また情報あれば流します!!!
ご静聴ヽ(≧Д≦)ゞтнайкчоц。o○
2007/12/11 00:23 | | edit posted by プア
初めまして。 かみさんがリンパ浮腫なので、記事を探していてここにお邪魔致しました。 すみませんが、その冊子や、佐藤先生の本とかは購入できるのでしょうか? ちなみに私は福岡の方なのですが、特にその冊子は見てみたいのですが。 私にマッサージしてあげられる内容なら、それをみながら通常はマッサージしてあげれるのかなと、思いまして。 すみません、突然で不躾な質問をしてしまいまして。 ご返答頂けたら幸いです。
2008/03/27 11:49 | | edit posted by mikadanna
ご訪問ありがとうございます
この本はアマゾン等で扱いがありますよ。中古もあったはずです。
マッサージの方法も写真が豊富で分かりやすいです。
mikadannaさんがマッサージして差し上げるのですか!すばらしいですね!!
でもはじめは奥様ご本人でのマッサージ習得をお勧めします。
これはとっても弱い圧でのマッサージですのでご自身で感覚をつかむ必要がありそうです。ご主人も一緒に学んでいただくといいと思います。
機会があれば専門家を訪ねることをお勧めしますが。。。
プロに施術してもらうとほんとに腫れが引きますし…
お近くに専門外来やマッサージ室がないかを、リンパ浮腫の大きな患者会「あすなろの会」にて問い合わせしてみたらいかがでしょうか。
私も右足の浮腫と共存の一生です。悪化させないようにがんばるつもりです。
奥様もお大事にしてくださいね。
2008/03/27 15:14 | | edit posted by プア◆mikadannaさん
comment posting














 

trackback URL
http://shikyukeigan.blog113.fc2.com/tb.php/81-019c514d
trackback
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。